Written on 2023-07-27 by Caleb
I don't quite remember the theme of this essay, but I think it had to do with mystery, suspense, or even horror. My interpretation of this was to capture a man living a mundane, unfulfilling life, who then suddenly finds himself stuck in it in an extreme way: reliving the same day over and over.
ある日、ある男はいつも通りに 6 時に起きた。社会人になってから、ここ何年間か、毎日のように同じことを順番に繰り返した。ベッドから立ち上がって、目覚まし時計を切った。いつも通りに、とろりとパンを焼き始めて、トイレに入った。チン!いつも通りに、パンを取り出して、あっさりとジャムを塗って、ゆっくり食べた。一枚しか残ってないから明日買いに行くことを思いついた。いつも通りに、歯を磨いて、スーツに着替えした。いつも通りに、マンションを出て、鍵をかけた。この習慣から外れず、秩序の奴隷のように生きていった。
じめじめした存在だろうと思うのも当然だが、彼は別に何も思わなかった。
その日、いつも通りに、別に何も考えず最寄りの駅に向かって歩き始めた。じめじめといえば、夏の朝だけのことはあって、早朝なのにすでに空気がしっとりして、肌はもう汗でジメジメになった。まだ何も考えず、駅に入った。周りを気にせず、改札口を通った。相変わらず、ホームのドアまですっと近づいて、不思議な環境にだんだん気づき始めた。
朝なのに、彼以外に誰もいなかった。
あれ?週末と間違えただろうかと思いながら、携帯のカレンダーアプリを颯と覗いた。思った通りに、木曜日だった。祭日でもない日だった。それでも、時刻表通りに、電車が来て、そのおかしい状況をしばらく忘れてきて、電車に乗車した。ここにも誰もいないなと気づいたけど、これ以外別に何も思わなかった。そして電車のドアが閉まり始めて、その男は席まで歩いて腰を掛けた。いつも通りに、目を閉じて、行き先までぐっすり昼寝しようとした。
でも、その日、いつもとは違って目覚まし時計が鳴って、はっとベッドから起きあがった。
あれ?さっきは夢だったか?おかしい。。。と思った男は、もう一度、いつも通りに音を切って、つまらない存在を今日も始めた。この男の大切な秩序は少し乱れてきたので、念のためにカレンダーアプリをゆっくり覗いた。木曜日だ。念のために、天気予報アプリも見た。夢通りに、蒸し暑い。じめじめになるんだと男は思った。それで男はいつも通りに部屋を出て、駅に入って、電車に乗った。
そして、その男はある木曜日の 6 時に、鳴っている目覚まし時計で起きた。またじめじめの日。
ついに、その男は何か不思議なことに気づいた。つまらない生活は無秩序になった。ついに、男はここ何年かの習慣から離れて、コンビニに立ち寄った。商品はずらりと並んでいてエアコンが吹いていたが、誰もいなかった。近所の銀行に入ったが、コンビニと同じで誰もいなかった。道路にも自動車どころか誰もいなかった。交番まで走り出したが、誰もいなかった。
やはり、俺以外に誰もいないと男は思った。毎日の習慣しかわかってない男はこの状況を理解することを諦めて、普段と違う時間に駅に向かって行って、電車に乗った。
そして、その男はある木曜日の 6 時に、またベッドから起きあがった。蒸し暑い天気で、またじめじめの日。何をしても、この日は何度も繰り返して、そして電車に乗った一瞬に最初から、朝から始めた。どこに行ってもこの事実は変わらなかった。何があったのだろうか?災害があったのかい?と何度も思い込んだ。ニュースをじっくり睨んでも、記事が変わらない。
「地球温暖化による潮流の状態が悪化」
「〇〇線で人身事故で〇人死亡」
「AI 技術進歩で無職者が増える?」
毎日、何をしてもこの話、この状況は変わらなかった。しかし彼は、実際にはこれは普段と同じではないかとふと思いついた。毎日同じことをして、何も考えず部屋を出たり電車に乗ったりすることで、一生はじめて後悔した。むしろ、ずっと後悔していたかも。これは、はじめてその辛い感情に向き合ったことだ。欲望もなくて覇気もなく、このじめじめした存在から解放されたいと思ったことは何回思ったのか?なぜこの一歩目を歩まないのか?というふうに嘆いた。この現実を超える状況と、ずっと潜んでいる後悔と、どちらの方が恐ろしいかはわからなかった。
「もういい。自分で解放を得る。この繰り返している日が終わったら、このつまらない存在を変える。」とその男ははじめて覚悟した。
そして、その男はある木曜日の 6 時に起きて、いつも通りに準備した。天気も蒸し暑くて、ジメジメになった。しかし、普段とは違って、志を持ちながら駅に向かって行って、電車に乗車した。普段とは違って、目を閉じても、目覚まし時計の音が鳴らなかった。目も開かなかった。