Written on 2023-08-24 by Caleb
Aside from being incredibly delicious, the below montblanc is also sentimental. It was one of the first sweets I had in Japan, and served as the impetus for searching for and discovering even more sweets, including my favorite fluffy (ふわふわ) pancakes. It also introduced me to flavors that I grew to love, like chestnuts. Many of these sweets and flavors I love now, I can easily associate with wonderful memories I have of my time in Japan. This specific montblanc also holds an even deeper meaning to me - it's the day I met Yumi.
この写真を見たら、どう思うのか?美味しそうだろうか?
もしかすると、このようなものを見たことないかもしれない。「モンブラン」というのは、栗のピューレでできる麺の形をしたデザートだ。それは簡潔な説明だけど、上のモンブランはただのモンブランだとは言えないのだ。モンブランの中には甘いアイスが隠れていて、季節限定の商品だから下が豊かな桃のシャーベットに囲まれている。
豪華なデザートに違いない。でも、今やその豪華さ、その甘さ、その柔らかい栗ピューレを思わずにはいられない。このモンブランの写真を見るたびに、すごく喜ばしい感じが湧く。意味のあるものになってきたのだ。そのモンブランの中に甘いアイスが隠れているように、心の中に忘れようのない感想があるからだ。
まずは、その桃だ。実は、アメリカに住んでいる間に、桃が大嫌いだった。私にとっては、食感は不気味だったし、桃の味はおかしく感じられたからだ。どうしても食べられなかった。日本に来てから、「誰か」が日本の桃を紹介して、「桃が大好きだからケイレブも食べてみて!」と言ってくれた。最初に強く抵抗した。「どうせ食べても桃は桃。好きにはなるわけないんだよ!」と思い込んでいた。その「誰か」は「これは違うかもよ。」と粘り強く言い張り続けた。結局私は諦めて、「はい、はい。じゃ、一口ちょうだい!」と答えた。一口しか食べないつもりだった。
「。。。もうちょっと食べていい?」と私はつい言ってしまった。
このモンブランを見たら、桃が好きになったきっかけの話を思い出す。
そして、その栗とアイスだ。日本の象徴的な味と言えば、何を思いつく?「抹茶」に違いないだろう。「餡子」も出るかも。多分、「醤油」と「味噌」という答えもあるあるだろう。私にとって、その中のどれも日本の味の代表者だけど、「栗」と「アイス」も浮かんでくる。
「アイス」と「栗」は、日本にいる間の旅行の思い出にしっかりと繋がっているからだ。どこに行っても、「アイス」と「栗」があった。金沢の「金箔のアイス」、箱根の「大涌谷の黒いアイス」、神戸の「さつま芋のアイス」と「焼き栗」、そして、日暮里にある、この「和栗や」という店舗の「栗アイス」などは、知らないうちに全てが「誰か」との冒険の代表になったのだ。
ただの「金箔のアイス」ではなく、金沢の海鮮の巡りと、兼楽園の散歩だ。
ただの「さつま芋アイス」ではなく、神戸の中華街の探検だ。
ただの「大涌谷の黒いアイス」ではなく、臭い硫黄と心地よい座敷だ。
そして、ただの「栗アイス」ではなく、「誰か」との冒険の始まりだ。
このモンブランを見たら、日本にいる間の、幸せな体験を思い出す。
そして、この「誰か」だ。焦点じゃないからよく見えないけど、この写真の粗い背景に「誰か」がいる。この写真ではないけど、初めて「誰か」と出会った時にはその店に一緒に行った。偶然、言語交換アプリで会ってすぐ仲良くしてきて、たまにオンラインで勉強と言語について話し合った。「誰か」はしばらくの間に東京に来たら「よかったらこの店に行く?」と誘ってくれて、「和栗や」で初めてのオフ会だった。
その時には、それ以上を想定しなかった。その時まで、たまに話しただけだった。それでも、信じられないほど一心同体のように「誰か」とつい親友になちゃったなんだ。その時から、一緒の冒険が積みかさなっている。その時から、より大切な人になったのだ。
このモンブランを見たら、「ゆみ」を思い出す。